今回の鈴木特任准教授のご講演は、昼食懇談を伴う形式で行われました。
 鈴木特任准教授は、「中東地域と我が国の立ち位置」との演題で、東京大学にカブース前国王の寄付により講座および中東地域研究センターが設けられた経緯と活動状況について説明された後、中東地域をはじめ国際交流に活躍した志賀重昂について、オマーンとの関わりや、勇猛にも当時のスルタンに面談を申し込み懇談したこと、などを講義されました。

 講座には15名程度の協会会員が聴講し、熱心に聞き入るとともに、オマーンとの出会いに貢献した志賀重昂の業績に関心を示していました。講義の後は、昼食を摂りながら参加者と和やかな意見交換、懇談が行われました。
 協会は、オマーンの前国王の寄付講座を持ち中東研究を続ける東京大学の理解と協力を得ながら市民講座を充実させるとともに、オマーンを中心とした中東地域の歴史・文化について、会員の皆様の理解と認識を深める努力をしてまいります。