一般社団法人
日本・オマーン協会
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オマーン大使館で開かれた駐日アラブ大使夫人の会の主催するチャリティーランチに、日本・オマーン協会事務局からも3名が参加しました。会場のオマーン大使館ホールに設けられた250余の予約席は、ぎっしりと埋まり、ほぼ9割が女性というカラフルで華やかな集いでした。
日本に駐在するアラブ20余カ国の大使は共同で、毎年4月上旬から中旬にかけて、アラブウイークという一週間のイベントを開催していますが、今年は4月4日のレセプション(帝国ホテルで開催し400人を上回る参加者があり安倍首相も挨拶)を皮切りに経済セミナーなどの様々な企画が行われました。8日にはオマーン大使館のホールで音楽の夕べ(中東の弦楽器カヌーンと日本の琴のコラボ演奏会)がとても優雅に開かれました。
そして今回、2016年5月15日(日)には、駐日アラブ大使夫人の会(SWAAJ)が、イエメンの遺伝病に苦しむ子供たちを医療支援するために、寄付金を集めるチャリティー昼食会が開催されました。
参加大使館は、オマーンの他、イエメン、イラク、カタール、クウェート、スーダン、チュニジア、パレスチナ、モロッコ、ヨルダンの10カ国で、前売り券が販売されましたが、完売、満席となったようでした。
集まったお金は全額寄付されるということで、150万円の目録が、イエメン大使に贈呈されました。
こうした催しの会場として、地下鉄日比谷線の麻布駅から近くて便利なこともあるのでしょうか、しばしばオマーン大使館が使われます。
アラビア半島の最南端にあるイエメンは人口2,600万人でそのうちの4割が子供で1,050万人です。産油国ではないために、経済水準は厳しいところですが、内戦勃発により、子供たちは家族は殺され、学校は破壊され、貧困に加えて飲み水にも困窮する生活を余儀なくされています。こうした人権を奪われた状況に暮らす子供をさらに恐怖に陥れているのが、血液の遺伝病「THALASSEMIA」です。
挨拶に立ったイエメン大使の話を引き継ぎ、イエメン大使夫人がこのセラサミアに冒された重症患者について30分にわたりスピーチされました。
この遺伝病サラセミアは地中海地方に頻発したため地中海貧血とも呼ばれる。これまで日本人には少ないとされていたが、九州大などの地域限定の新生児臍帯血スクリーニング調査報告ではサラセミアの発症頻度は0.1%ほどである。サラセミアは、ヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球中のタンパク質)を形成する4つのアミノ酸の鎖のうち1つの鎖の産生が不均衡なために生じる遺伝性疾患群です。 通常は120日間持つ赤血球が20日で壊れてしまう。血液中の鉄分の過剰が原因で、2週間から4週間に一回の輸血が必要になる。その上、血液中の鉄分を除去するために一日8時間もかかる治療を週に5回も受けなければならない。成長障害を引き起こし、黄疸、皮膚潰瘍、さらに、脾腫がみられることもあり、また骨髄の活動が過剰になり、特に頭部と顔面の骨が厚く大きくなり、早期死亡に至ることもあります。治療法としては、免疫抑制剤、脾摘、骨髄移植などがある。正常な遺伝子を導入する遺伝子治療は現在研究中で、完全な治療法はまだない。 遺伝性疾患であるために、結婚前に血液検査をするなどの予防措置をとるといったような、教育や情宣活動が必要です。今回のチャリティーで集められたお金は、「サラセミア・遺伝性血液疾患イエメンの会」に寄付されます。 (註:ウキペディアより)日本人の場合は発症しても、軽度であるため、治療は必要ない。 (ウキペディアを参考に「スピーチ」へ加筆) |
目魁 影老 + 事務局
ちょうどバラの綺麗な季節ということで、2014年に東大に株分けされた“スルタン・カブース・ローズ”を見に、協会事務局のメンバーで行ってきました。
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